ひとりのトキも楽しい
今日は、健一くんがいない日だ、出張に行っていて、わたしが留守番の日。
別に留守番をしてくれと頼まれてなんていないけど、留守番というコトバの禁断の響きにコーフンする。
いつもより自由と解放のトキを過ごすからだ。
天気がよい朝は、花粉症の健一くんから普段は干してくれるなと言われているまくらと掛け布団を干すところから始まる
何時間か干すとお布団はふっくらと膨らんで花粉まみれになる。
基本日中は、どんなお天気でも全力で窓を開ける。新鮮な風が家中をびゅーびゅーと駆け抜ける感覚がサイコーに気持ちいい。
夕方になったら、ポッドキャストを大音量でかけて料理を始める。
あんぱんまんのマーチを歌いながら
ノンアルコールビールをぷしゅーとやって、まず、気持ちを盛り上げることは大切だ。
冷蔵庫を開けて、何を作ろうか考える、おとといの焼き肉の残りのお肉を全部使っちゃおう
ストックの荒越しトマトを使って、トマトソースに挑戦する、
今日は自分のためだからレシピは一切見ない。すべてがオリジナルだ。キッチンに並んでいるスパイスを全部ひとふりいれてみて、さてどんな味になるだろうかと試してみた。
意外とそんなにヘンな味にはならないもんだ。
お箸は、右と左違う種類を組み合わせても健一くんがいないから怒られない。
ご飯がおわったら、梅酒をちびちび飲みながらパソコンに向かい仕事をする(これは居るときもやってるか・・・)
夜中時間に突入すると、キッチンのものの位置を変えてみたり
家中の匂い袋の中身を交換してみたり
これやっとこう、というアイデアがむくむくと大きくなって、ごそごそと動き回る
こんな夜行性の動物いそうだなと思う。
普段から、かいてるらしいけど、いっそう容赦なくいびきをかいてぐっすり眠る
帰ってくる日、そろそろかなという時間になると、ちょっとだけ自由を制限されるような気持ちになるんだけど、
ただいまという声はやっぱりなつかしくて、ほっとする。